たこ焼き器で餃子を作るってどうなの?
ずっと気になっていた、たこ焼き器で作るまんまる餃子を作ってみました。
餃子は大好きなんですが、何しろ包むのがめんどうなんですよね。包まずに焼けるなんて夢のような話ですよ。
作り方
包み方や焼き方はレシピによっていろいろです。
大きく分けると「小さい小籠包みたいに包むタイプ」と「シュウマイみたいに上部をオープンにするタイプ」がありました。
せっかくなので色んなやり方で作って、どれが一番美味しいか検証してみることにしました。
餃子のタネは最近お気に入りの「マツコの知らない世界で紹介された東京餃子通信の塚田さん」のレシピで作りました。このレシピの餃子はめちゃめちゃ美味しくておすすめです!
いざ、検証!
たこ焼き器で作る餃子、どの焼き方が正解か?
↑写真、上から
- 1行目…シュウマイ風にタネを詰めて出来るだけ上を閉じてから鉄板に乗せる。
- 2行目…小籠包風に餃子の皮のフチに水をつけ、てっぺんを閉じてから鉄板に乗せる。(餃子の皮が小さくて閉じられなかった)
- 3行目…シュウマイ風に包んでから鉄板に乗せる。(上は閉じない)
- 4行目…先に皮を鉄板にセットして、後からタネを入れる。
全部セットしてから火をつけます。蓋をせず、しばらく焼いて…
ひっくり返しました。
上部を閉じ気味に包んだ1行目と2行目はたこ焼きと同じ感じでくるっとまわせますが、3行目、4行目は皮とタネが分解してしまいました。
皮のフチもパリパリに乾燥していて返しにくいですが、無理やりたこ焼きの形に押し込みながらくるくる回しているとだいたい丸くなりました。
たこ焼き器で焼いた丸い餃子の味は?
↑左の二つは口が閉じ気味で良い形になりましたが、右のは花みたいに開いちゃいました。
餃子の中身は美味しいレシピで作ったのに、はっきり言ってパサついて残念な餃子になってしまいました。
ひっくり返す時に肉汁が全部落ちてしまうんですね。この焼き方は良くない…。タネはもそもそした食感で、皮は固い。
特に3行目と4行目の、上部が閉じていない包み方のがパサパサでした。
この検証で、包み方は上部を閉じ気味に絞るのが良いと判断できましたが、焼き方に改良の余地あり…。
2回目に焼く時は蓋をして蒸し焼きにすることにしました。
閉じ気味に包んだ丸餃子をたこ焼き器に並べて火をつけ、沸騰したお湯を50mlくらいかけ、アルミホイルで蓋をしました。
5〜6分蓋をしたまま中火で焼いて、アルミをめくると
じゅわわ〜〜〜!餃子っぽく、皮がふっくらしています。
しばらく強火で水分を飛ばして完成!
おおっ!底が美味しそうに焼きあがりました。
勝手に羽根つき餃子になった。
蓋なしで焼くより、しっとりしていて美味しかった。
ですが…。
やっぱり普通の餃子の形に包んでフライパンで焼いた方が断然美味しい。
悲しい結論となりました。ショックです。
この「たこ焼き器で餃子」のアイディアを知った時は画期的な発明だと思ったんですが。
やっぱり餃子は皮で包み込むから、肉汁が封じ込められてジュージーになるんだな。
そしてもう一つショックだったのは、餃子を普通に包むのと、シュウマイ型に包んでたこ焼き器に乗せるのは同じくらいの時間と手間を要するってこと。
全然時短にならなかった上、味が落ちるという2重苦。
家族の評判も悪かったので、うちでは二度とたこ焼き器で餃子を焼くことはないと思います。
もし初めてたこ焼き器で餃子にチャレンジする人にアドバイスするなら
水を入れて蓋をし、蒸し焼きにすべし。
大きめの皮に少なめのタネで小籠包状にきっちり封をするとよいかも?(未検証)
シュウマイのレシピを参考にタネに片栗粉を入れるとパサパサになるのが防げるのかも?(未検証)
ってくらいでしょうか。
good luckです…
たこ焼き器はイワタニのスーパー炎たこがおすすめ